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    OpenAIとGoogleの旧AIモデルが10月下旬に停止!組み込みAIが止まっていないか、発注者が今週開発会社に確認したいこと

    2026年10月22日〜23日、OpenAIとGoogleが、古いAIモデルを相次いで停止しました。業務システムに「AIで要約する」「AIで文章を作る」「AIで画像を作る」といった機能を組み込んでいる場合、開発会社がモデルを指定したまま作っていると、画面は変わらないのに、その機能だけが突然エラーになることがあります。

    「うちの業務システムにAI機能が入っているけど、あれはどのAIで動いているの?止まっていないか誰に聞けばいい?」

    先に結論をお伝えします。ご自身で慌てて何かを直す必要はありません。ただ、今週中に開発会社へ「使っているAIモデルの名前と、停止の対象になっていないか」を1通のメールで確認してください。AI機能が動いているように見えても、確認しておくだけで、後の障害対応や追加費用の言い争いを避けやすくなります。

    この記事では、今回の停止の内容(2026年10月26日時点)、発注者への影響、確認の進め方を、そのまま使えるチェックリストと質問例とあわせて解説します。技術的な移行作業の手順は扱いません。

    目次

    今回何が起きたのか(2026年10月26日時点)

    AIの提供会社は、古いモデルを一定期間ごとに「提供終了(停止)」し、新しいモデルへの移行をお願いしています。今回の主な動きは次のとおりです。

    OpenAI:2026年10月23日に旧モデルが停止

    OpenAIの公式ページ(廃止予定の一覧)によると、2026年10月23日に、次のような旧モデルが停止しました。推奨される移行先も同じページに載っています。

    停止した旧モデル(例)推奨される移行先
    gpt-3.5-turbo、o4-minigpt-5.6-terra
    gpt-4、gpt-4-turbo、gpt-4o-2024-05-13、o1、o3-minigpt-5.6-sol
    gpt-4.1-nanogpt-5.6-luna
    gpt-image-1(画像生成)gpt-image-2.5 系

    あわせて、これらをもとに自社用に調整した「ファインチューニング済みモデル」の一部も同じ日に停止しています。

    📰 出典:OpenAI「Deprecations」

    OpenAIの同じページには、この先の予定として、2026年11月30日(Evals・Agent Builderなど、モデル以外の機能)、12月1日(一部の画像生成モデル)、12月11日(GPT-5系・o3系の旧スナップショット)が載っています。停止は今回で終わりではなく、年末まで続きます。

    Google:2026年10月22日〜23日に一部のプレビュー版が停止

    GoogleのGemini APIの廃止予定ページでは、動画生成の「Veo 3.1」系3種類と「gemini-omni-flash-preview」が2026年10月22日、Deep Researchエージェントの旧版が10月23日に停止する予定と記載されています。移行先は、前者が「gemini-omni-1.1-flash」、後者が「deep-research-preview-04-2026」です。

    📰 出典:Google AI for Developers「Deprecations」

    なお、Googleのページに載っている日付は「最も早い停止可能日」とされており、実際の停止日は事前の通知で個別に伝えられるとされています。停止されたかどうかは、お使いの機能の状態で確認する必要があります。

    発注者にとって何が変わるか/変わらないか

    ここからは筆者の見解です(事実とは分けて読んでください)。

    変わること

    • 「モデル名を固定して作られたAI機能」は、提供会社の都合で止まりうる。 一般的なシステムの部品と違い、AIモデルは提供会社が数か月〜数年単位で入れ替えていきます。
    • ファインチューニング済みモデルは、基になったモデルが止まると一緒に使えなくなる。 自社用に調整した分は、移行後に作り直しや再評価が必要になる場合があります。
    • 移行すると、回答の雰囲気・精度・利用料が変わりうる。 同じ質問でも、新しいモデルでは返ってくる文章が違うため、「元の品質に戻す」調整が必要になることがあります。

    変わらないこと

    • AI機能を使わない部分は影響を受けない。 画面、データ、ログインなど、AIを呼び出していない部分はそのまま動きます。
    • 停止の予定は事前に公表されている。 突然なくなるのではなく、数か月前から告知されています。大事なのは「誰がその告知を見て、動くのか」が決まっているかどうかです。

    今やるべきこと・様子見でいいこと

    今週やること

    1. 開発会社に「使っているAIモデル名」を聞く(下の質問例をそのまま使えます)
    2. AI機能が実際に動くか、担当者が画面で試す(要約、文章作成、画像生成など、AIを使う操作を1回ずつ)
    3. 停止対象だった場合の移行担当・費用・期間を確認する

    様子見でいいこと

    • 新しいモデルへの乗り換えは、動いている機能を急いで作り直す必要はありません。ただし、今後の停止予定日までに計画が立っていることは確認しましょう。
    • 「最新のモデルに常に追随する」契約にするかどうかは、保守の範囲と費用を見ながら、次回の契約更新のときに相談で十分です。

    発注者のチェックリスト

    • ☐ 自社システムで、AIを使っている機能を一覧にした(要約、チャット、画像生成、文字起こし等)
    • ☐ 各機能が、どの会社の・どのモデルで動いているか、開発会社から回答をもらった
    • ☐ 回答の中に、OpenAIの2026年10月23日停止分(gpt-4系・gpt-3.5系・o1系など)が含まれていないか確認した
    • ☐ AI機能を担当者が実際に試し、エラーが出ていないことを確認した
    • ☐ モデルの停止予定を、誰が・どこで確認して・誰に連絡するかが決まっている
    • ☐ 移行にかかる作業が、保守契約の範囲内か、別途費用かを確認した
    • ☐ AIの利用料の請求元(開発会社経由か、自社アカウントか)を把握している

    開発会社への質問例

    そのまま、メールに貼り付けて使えます。

    • 「当社システムのAI機能は、どの提供会社の、どのモデル名で動いていますか?一覧で教えてください。」
    • 「OpenAIやGoogleが2026年10月22日〜23日に停止したモデルを、当社のシステムで使っていませんか?使っていた場合、現在も正常に動いていますか?」
    • 「今後の停止予定(11月末・12月初旬・12月中旬など)の対象になるモデルはありますか?」
    • 「モデルを移行する場合の作業内容・費用・期間の見込みを教えてください。保守費用の範囲に含まれますか?」
    • 「移行後も回答の品質が保たれているか、どのように確かめますか?確認用の質問と期待する答えを一緒に決められますか?」
    • 「提供会社の停止予定は、誰が、どの頻度で確認していますか?停止の何か月前に当社へ連絡をもらえますか?」

    質問への答え方から、開発会社が運用まで見ているかどうかも見えてきます。「確認します」だけでなく、「どのモデルで、いつまでに」と具体的に返ってくるかが目安です。

    まとめ:AI機能は「作って終わり」ではなく「止まる日を前提に運用する」

    • 2026年10月22〜23日に、OpenAIとGoogleの旧AIモデルが停止した(2026年10月26日時点)
    • モデル名を固定した組み込みAIは、画面が同じでも、その機能だけ止まる場合がある
    • 今週やるのは、開発会社への「モデル名と停止対象かの確認」と、AI機能の動作確認
    • 停止予定は年末まで続くので、「誰が告知を見て動くか」を決めておく

    AI機能を入れたシステムは、通常のシステムに加えて「AIモデルの入れ替え」という運用が発生します。契約や保守の範囲にこの作業が入っているかを、この機会に見直してみてください。

    なお、AIの提供終了について、別の角度から整理した記事もあります。

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      この記事を書いた人

      株式会社THIRD HERO代表取締役 朝野貴朗
      Webシステム開発を中心に、toC向けサービスサイトの運営、ツール開発などを行ってまいりました。

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